求められるスキルは?

求められるスキルは?

SAPコンサルタントとして活躍するためにはどういったスキルが必要になるのでしょうか。

課題解決力

課題解決力

SAPコンサルタントに求められるスキルとしてまず挙げられるのが、クライアントが抱えている問題点を見つけて解決策を提案する力です。クライアント自身が申告する問題点だけでなく、潜在的な問題点にもアプローチしなければなりません。クライアントにとって理想の状態を見出し、そこに到達するまでの道筋を示します。課題解決力を鍛える際に重要なのが、論理的思考を意識することです。クライアントが業務プロセスの非効率性に悩んでいるのなら、問題をロジカルに解析して原因を特定する必要があるでしょう。また、SAPを導入した後のトラブルなどに対応するためにも、迅速かつ冷静に対策を講じるスキルが求められます。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルも必須です。クライアントの事情や要望を正確に理解するためには、適切にコミュニケーションを取っていかなければなりません。また、SAPを導入する際には複数の従業員と協力することになります。様々な人と協力しながら仕事を進めるためにはコミュニケーションスキルが必要です。技術的な専門用語を分かりやすく説明したり、要件を的確に把握してシステムの設計に反映したりと、あらゆる場面で求められる力です。

SAPに関する知識

当然ながら、基礎的なITスキルも求められます。その上で、SAPに関する専門的な知識を用いてクライアントに提案していきます。具体的には、データベースやプログラム開発に関する理解、ERPの仕組みや操作方法の知識などが挙げられます。SAPが提供するモジュールに精通していればしているほど、業務効率化に寄与できるでしょう。専門性を高めることが、SAPコンサルタントとしての自身の価値につながります。

英語力

SAPは世界中で利用されているシステムです。そのため、英語力も必要になるでしょう。公式ドキュメントやトレーニング資料は、英語で提供されることが多いです。プロジェクトによっては海外のチームと連携することもあるでしょう。その際に、英語力がなければ正確な情報を得ることができず、業務も滞ります。また、英語力を鍛えることで自ずと国際的な視点が身につきます。こういった視点は、地域や文化を超えた課題解決やプロセスの最適化に対応する際に役立ちます。グローバルに活躍していきたいと考えているほど、英語力は必須といえるでしょう。さらに、英語力はSAPコンサルタントの仕事以外にも大いに役立ちます。今後別のキャリアを歩むことになったとしても、無駄にはならないでしょう。